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持続可能な食とエネルギーについてお話しします

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連絡先
手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」
http://journeytoforever.org/jp/
〒622-0291京都府船井郡
丹波町郵便局 私書箱6号
キース・アディソン (英語)
平賀緑 (日本語&英語)
midori@journeytoforever.org

ジャーニー・トゥ・フォーエバーを応援してください!
今後ともプロジェクトを進めていくためにご支援いただけましたら幸いです。ありがとうございました。

食糧問題・食料問題のページ
〜100億人分の食糧をまかなえる世界で
なぜ8億の人が飢えるのか〜

「手づくり企画」ってなに?

「手づくり企画」は、食糧・環境・開発問題の改善に取り組むインターネット冒険「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」を推進する非政府団体(NGO)です。南アフリカ出身のキース・アディソンと日本人平賀緑により1997年から企画構築が始められました。

企画本部:香港ランタオ島ビーチハウス
香港ランタオ島の鄙びた海岸にそびえ立つビーチハウスを拠点としてプロジェクトを企画・推進し、2000年7月から日本の千葉県市川市へ移り活動を続けています。

企画メンバー紹介
遠征のチームメンバー募集中!


冒険が始まった経緯
〜いいだしっぺキースの話

「僕はケープタウンに生まれ育ったけれど、24年前に政治的な理由から南アを離れた。それまでヨハネスバーグで黒人向けの新聞を編集したり、黒人音楽家のためにソウェトでジャズコンサートをプロデュースしたり、いつも黒人たちと一緒に働いていた。でも1976年にアパルトヘイト政府がデモを始めた子供たちに発砲してソウェト蜂起が起こり、1年間に2000人もの子供たちを銃撃し始めたとき、もうこれまでだと思ったんだ。年端もいかない子供たちに銃を向けるような国には希望が持てない。僕は南アに別れを告げ、活動の拠点を香港に移し、その後はずっと東南アジアやヨーロッパで過ごしてきた。

「南アを離れた後、僕は途上国問題に取り組み始めた。南アの黒人たちの状況は他の第三世界の貧困層と同じように不平等によるものだったから、問題への取り組み方は似ている。追いつめられた人たちについて僕は原稿を書き、飢餓と貧困と闘うために活動してきた。

「手づくり企画」有機農園でサツマイモを収穫するキース
南アのことはあまり考えなかった。

「でも90年ころから南アが変わり始めた! ネルソン・マンデラが釈放され、追放されていた友人たちが南アに戻り始めた。僕にも戻ってくるように声をかけてくれたけど、僕にはまだ確信できない。長年の暴力と弾圧でどれだけ多くの人生がメチャクチャに破壊されたか・・・。それは人物一人を牢屋から出しただけで解決できるような問題じゃない。

「でもそれは確かな始まりだった。ネルソン・マンデラのような人物には武器で固めた権力もかなわなかったらしい。子供たちが命がけで始めた動きが、やっと奇跡を引き起こした。


堆肥作り:ランドローバーから水牛の糞を下ろすキース
「97年にちょっとした用事ができたので、この機会に南アに行ってみることにした。自分がいま南アをどう思うか、実際肌で感じるしかわからないことを確かめたいと思ったんだ。行ってみて良かったよ。まだみんな貧しくて問題だらけだけど、希望が復活していた。どんなに生活が大変でも、もう街角で子供たちが銃撃されることはない。南アの社会全体が前に向かって歩み始めていた。

「僕はアフリカに戻ることにした。戻るって言うのはおかしいな。親兄弟もいないし『故郷』なんて感覚は随分昔に忘れてしまったから。別に南アじゃなくても、あの古いアフリカ大陸に戻るべきだって、なぜかそう感じたんだ。僕はこういう直感みたいな感覚もすごく大事だと思う。アフリカには何かがある。

「よしアフリカに戻ろう。でも僕のランドローバーをどうしようか? 僕は昔ランドローバーで旅したことはあったけど、自分で所有したランドローバーはこれが初めてだった。しかもこのライトウェイトは特別な車だから手放したくはない。

「それじゃ車を貨物船で送って僕は飛行機に乗ってとか考え始めたとき、ちょっと待て、これは立場が逆だ。僕が車を連れて行くんじゃなくて、ランドローバーが僕を連れて行くべきだって思ったんだ。

ランタオ島の砂浜をランドローバーで走る
(Dan Groshong)

「そこから始まったのがこの冒険。この車のクレージーな思いつきで、僕のアイデアじゃない。こいつがちょっと足を延ばしてみたかったんだよ、きっと。

「でも単に車を運転して移動するだけじゃ意味がない。僕はずっとジャーナリストだったから、道中旅行記を書いて働きながら旅を続けよう。最近はノート型パソコンや衛星通信の技術も発達してきたから、世界の果てからでもインターネットに記事を出版できる。

「ランドローバーはもともと農村の多目的車として開発された車だから、辺境の農村でいろんな機材を稼働することもできる。僕はずっと第三世界のジャーナリストで、記事を書くだけじゃなく実際いろんなプロジェクトも手がけて来たから、僕の技能と経験も加えて企画のアイデアはどんどん膨らみ、移動しながら途上国の調査・報道そして現場での活動も手がけるNGOプロジェクトになってきた。

僕はインターネットにも詳しかったから、新しいネットワークの可能性も考え始めた。インターネットを使えば第三世界の農村から経験者や専門家のアドバイスも問い合わせることができる。それも一人や二人に限らず、世界中の情報源に意見を求めることができる。インターアクティブなネットワークを開発や環境問題の教育に使えば、これほどリアルタイムに生きた題材に取り組み、個々のケースを考えながら子供たちが世界の問題に直接貢献できるチャンスもない。こうして教育プロジェクトも企画された。


バスケット一杯のレタスを抱える緑。手づくり企画の有機農園にて。
「車の思いつきが膨らんで、大きな企画の構想ができていった。そのころには僕とランドローバーだけじゃなくて、ミドリと彼女の車も加わっていたけれど、それは彼女の話。

「なぜ『ジャーニー・トゥ・フォーエバー』か? 今の世の中、まるで地球を何個も使い捨てできるみたいに振る舞っている。森を切り、砂漠を広げ、川や湖を枯渇させ、天気まで変えようとしている。自分たちが食べる物を汚染し、吸い込む空気を汚し、空に穴まであけてしまった。世界でこれほど多くの人がこれほど貧しく、これほど少ない人がこれほど大金持ちになった時代はない。

「これじゃいけない、でも自分にはどうしようもない、何もできないから仕方ないと多くの人があきらめている。人間は地球のガンだから自然のために人類が早く全滅すればいいんだなんて言う人もいる。

「でもそれは間違っている。いままで世界中で多くの人たちが自然と調和しながら生きてきた。多くの社会が自然と助け合いながら生きる方法を伝統的な暮らし方として確立していた。そうでなければ人類はとっくの昔に滅びていたはず。人間と自然が共に生きる技術は存在するのに、なぜか忘れ去られている。

「人口爆発が問題と思うのは、間違った神話だ。人口増加は『症状』であって『問題の原因』ではない。10億人が飢えている同じ世界で、いま食糧がかつてないほど余っている。世界には全人口が毎日一人あたり1.95キログラムの食物を食べて、肥満に悩むくらいの食糧がある。

「そして人口増加を上回る速さで貧困が増加している。

「マルサス人口論を唱えて悲観するべきじゃない。問題は不平等と不公平であって、この不公平を正すことはネルソン・マンデラじゃなくても、みんなが何らかの形で取り組めること。世界中のだれもがこの問題解決に貢献できる力を持っている。


緑、自分の車のタンクと格闘中!
「世界は明るい方向に動き始めている。平凡な人たちが変化を起こすための道具も普及し始めている。インターネットを使って『ジャーニー・トゥ・フォーエバー』に参加した人たちが、自分たちも世界を変える方法があることに気が付けたら、特に子供たちにそんなチャンスを提供できたら! その願いから、僕たちは企画推進のために毎日働いている。

「この企画を『永続への旅 ジャーニー・トゥ・フォーエバー』と名付けたのは、人類には未来があり、これからも持続可能な社会を築くための技術と知識と可能性を人類はすでに持っているから。

「アジェンダ21に明記してあるように、持続可能に生存するため伝統社会から学ぶことはたくさんある。しかも情報技術が発達した今日、かつてないほど多くの人たちが、かつてないほど多くの情報に接する機会を持っている。


山と海と水牛とビーチハウス (平賀緑)
「いま僕たちは、世界中の古い技術と新しい技術を組み合わせ、人間と自然が協力しながら生存できる方法を見つけだすことができる。ただ人間が自然と調和していた昔に戻ろうとするのではなく、人間が壊してしまったものを修復するために適切な技術と知恵を僕たちは持っている。

「技術と知識をみんなが分かち合い、無力な大勢が力を合わせたとき、すべての人と自然が永続的に共存できる社会が築けると、「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」はそのための旅だと、僕たちは信じている」

企画メンバー

Keith and his Land Rover Lightweightキース・アディソン
(Keith Addison)

経歴

原稿集

大浪湾村 滅び行く香港農村の物語
「大浪湾に行ったわけ (紹介:日本語)」
「飲茶のお金 (Tea money)」
「禁断の果実 (Forbidden fruit)」
「栄養からっぽな野菜たち (No sugar)」
「茶碗一杯の宝物〜種のはなし (Treasure in a bowl of porridge)」

香港・東南アジア報告 ジャーナリスト我が道を進む
「土の飢餓は人の飢餓を引き起こす
(Nutrient Starved Soils Lead To Nutrient Starved People)」
「第三世界の詩人: セシル・ラジェンドラ
(Cecil Rajendra: A Third World Poet and His Works)」
「途上国の農民に手を出すな
(Leave the farmers alone)」
「香港電子産業の劣悪な労働環境
(Health hazards dog progress in electronics sector)」

問題ないさ!(No problem)
 
好きなことを書けといわれて綴った週刊コラム

白黒交差点
 
南アフリカ物語


Midori and her Land Rover 109平賀緑
(Midori Hiraga)

経歴

第三世界ジャーナリストを目指す

原稿集

英語で出版されたもの
「広島原爆投下50周年によせて
(On the 50th anniversary of Hiroshima)」
「香港の日本軍占領跡を訪れた日本人たち
(Japanese use holiday to purge guilt over the past)」
「中国移民に大きな障壁の香港教育制度
(Chinese migrant's battle to obtain degree)」
「希望と正義を歌うフィリピンの活動家たち
(Filipino arts group shares message of hope and justice)」

日本語で出版されたもの
7月1日へのプレリュード: 香港返還直前事情
私たちは商品じゃない: 香港の外国人家事労働者の苦しみと闘い
香港英字新聞記者一年生

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遠征のチームメンバーを募集しています!

インターネットを通じて「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」に参加することは、だれでもどこからでも自由で無料です(登録も不要です)。同時に企画本部は旅の実働部隊も募集しています。

実際に四駆車を運転しアジアからアフリカへの冒険を実現させるメンバーとして、常時5〜6人のチームを形成したいと思っています。

私たちは「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」の企画の成功を第一目標としているため、企画を推進する上で必要であれば、機動力となる車両を交換することも企画の創立者を含むメンバーを交代することもありえます。

チームメンバーは旅の全行程に参加する必要もありません。双方の希望とニーズを話し合うことにより、参加の仕方と期間を考えて行く予定です。

必要技能

膨大なプロジェクトの企画本部を少人数で推進するため、各メンバーが複数の役割をこなすことが求められます。知識と経験が求められる分野は、ジャーナリズム、教育、語学、途上国問題、小規模・持続可能な農業技術、林業、健康・公衆衛生、メカニック技術、その他一般的な実用技術などです。

いわゆる専門家である必要はありません。むしろ第三世界の現場を謙虚に受け入れ、現場から学ぶことも重要と考えています。現地の人たちから、インターネットを通じて参加した人たちから、そしてチームメンバー同士から、お互いに学び合うことが大切です。

次の分野の実用的な技能も求めています。

・基本的な建設技術
・金工、鍛冶
・電気機械
・配管工事、水道技術
・大工、指物
・応急医療
・車両整備
・オフロード運転、牽引、ウィンチなど
・基本的なサバイバル技術
  などなど

参加希望の方はご連絡ください

ゲスト参加

教育企画に参加する子供たちや、メディア関係者、関連分野の専門家などの人たちが部分的にチームメンバーと一緒に旅をすることも可能性として考えています。

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(c) Keith Addison and Midori Hiraga
手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」<http://journeytoforever.org/jp/>

ジャーニー・トゥ・フォーエバーを応援してください!
今後ともプロジェクトを進めていくためにご支援いただけましたら幸いです。ありがとうございました。

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