地域の自立を目指す: 手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」




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地域の自立を目指す
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連絡先
手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」
http://journeytoforever.org/jp/
〒622-0291京都府船井郡
丹波町郵便局 私書箱6号
キース・アディソン (英語)
平賀緑 (日本語&英語)
midori@journeytoforever.org

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今後ともプロジェクトを進めていくためにご支援いただけましたら幸いです。ありがとうございました。

食糧問題・食料問題のページ
〜100億人分の食糧をまかなえる世界で
なぜ8億の人が飢えるのか〜

地域の自立を目指す

「チャリティーではなく構造変化を!」とオックスファム香港のジャーニー・トゥ・フォーエバーの仲間たちは言っています。オックスファム香港による明確でシンプルな開発アプローチは問題の核心をついています。ここにいくつかの要点をまとめてみました。

オックスファム香港のホームページはこちら。
http://www.oxfam.org.hk

貧困軽減−解決策
チャリティーではなく構造変化を -- チャリティと施しは依存体質を作り出します。私たちは人々が自らを助け自立を獲得することが大切であると信じています。

栄養不足や付随した病気から世界では3秒に一人の子供が命を落としている - オックスファム香港より
もし援助や開発が単純にお金を渡すだけのような福祉行為であれば、貧しい人々はより外部からの援助に依存するようになり、自分たちで自らを助け、自分たちの問題を解決する力を失ってしまいます。私たちは「解決策」を押し付けるのではなく、当事者である人々が貧困を解決しようする努力を応援することを目指しています。地域の人々が自分たちの生活を改善するために住民同士が協力することにより、その地域社会は継続的な基礎力を得て活性化し、将来への希望が再び持てるようになります。だから私たちは「地域住民の参加」「エンパワーメント」そして「持続可能な発展」の原則を推進しています。

地域住民の参加
私たちは自分たちで問題を改善しようと懸命に努力している人たちを支援します。全ての企画は、それぞれの過程で恩恵を受ける人々の参加を促しながら進められています。参加とは、直面している問題原因を探り出す過程に貧しい人々自身が参加し、その問題を乗り越える方法を一緒に考え、目標を達成するために現実的・具体的な計画を立て、そしてその計画を地域の人々が協力しながら実行することを意味しています。それを必要としている人たちが自ら考え出し実行した解決策の方が、外部から押しつけられた解決策よりずっと大きな成功を納めています。

エンパワーメント
地域住民の参加はやがてエンパワーメントへと成長します。自らの発展に真剣に参加して取り組んだ人々は、継続的な力を身につけ、地域全体が「エンパワー」されます。より良い賃金や収穫の増加に加え、このようなプロジェクトは参加住民の技術と経験の熟成を促し、参加した地域住民たちの間に自分たちが違いを生みだし、自分たちの生活を改善することができるのだという自信と希望を築き上げます。プロジェクトが貧しい人々に、自信と希望と尊厳そして実力を生み出せば、それらのプロジェクトは短期間の金銭的な「救済」より、人々にずっと恒常的な力と成長への基盤をもたらすことができます。

持続可能な発展
地域住民の参加エンパワーメントは、プロジェクトや海外からの資金援助が終わった後もずっと現地の人々が自分たちで自分たちの生活向上への努力を続けることが出きる能力と構造変化を確立することを目指しています。つまりもう一つの鍵となる原則は持続可能な発展 -- その地域の状況を理解し、尊重することを必要とする長期的なアプローチ。私たちは一緒に取り組んだ地域社会の人たちの活気に満ちた社会文化に基づいたプロジェクト、地域の全メンバーが発言権を持つプロジェクト、そして地域の自然資源と人々の環境を確実に守り維持するプロジェクトを支援します。

8つの質問: 企画が対象地域に本当に恩恵となるかどうかを見定める8つの質問と世界の貧困についてオックスファム香港が思うこと。

農村再建のために

これはY.C.ジェームス・エン博士が提唱した、農村再建のための信条(Credo)です。

    人々のもとへ行こう
    彼らと共に生きよう
    彼らから学ぼう
    彼らと共に計画を練ろう
    彼らと共に働こう
    彼らの知っていることから始めよう
    彼らの持っている物から築いていこう
    やって見せることで教えよう
    実行することで学ぼう
    見世物ではなく、
    でもお手本
    断片ではなくシステムを
    順応ではなく変化へ
    救済ではなく、解放へ

フィリピンで途上国の貧しい農民の生活向上のために活動している非政府・非営利団体「International Institute of Rural Reconstruction (国際農村再建研究所:IIRR)」は、今でもこの信条を同団体の信条として掲げています。IIRR はエン博士が1920年代に中国で始めた革命的な草の根開発運動から成長し、1960年に創設されました。活動初期は農民への大規模な識字キャンペーンで大成功を納め、エン博士と同僚たちは後に農村再建の方法論として知られるようになった、統合的な、持続可能な、住民を中心とした開発アプローチを確立して行きました。

「途上国の貧しい人たちは、教育を受ける機会の略奪、収入を得る機会の不平等的な略奪、環境破壊と汚染と不健康、政治的圧政など、膨大な数と量の問題に直面していることを考慮してIIRRは活動の戦略を立てている。IIRRは底辺からボトムアップする住民参加型の統合された戦略を用いて、農村の貧困をがんじがらめに縛り付けている問題の改善に取り組んでいる」
http://www.panasia.org.sg/iirr/info.htm

私たちの信条(Credo)

「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」への道案内:

  • 協力の精神こそが真の成長への基盤を築くもの
  • 資源は分かち合った方が有効活用できるもの
  • 全ての人と生物は、他の生命に依存することなしに生きて行けない
  • 「ジャングルの法則」は弱肉強食ではなく、共に生きること
  • 人間の本質は暖かい親交であり、欲望や自己利益の追求ではない
  • 対立は解消することができるもの
  • 地域レベルでの自立が社会全体を活性化する
  • 貧困は「罪悪」であり、逆転させることができるもの
  • 世界には全ての自然と人間に充分な資源がある。貪欲な人さえいなければ。
  • 浪費と無駄は破壊的
  • 人生で一番大切なものはモノではない
  • これが新しいミレニアムの道案内となるべき精神
  • この信条に従って行動しているのは私たちだけじゃない。

(翻訳協力:原田悦子さん、山田修さん)


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(c) Keith Addison and Midori Hiraga
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